短期間でブレイクアウェイの形を整える5つのステップ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「スケバン刑事」で主人公「麻宮サキ」役を演じていた斉藤由貴さんが、以前、ヨーヨーを使った撮影シーンでの苦労話をされていたのですが、狙った高さや位置にヨーヨーを投げられずNGを26回も出したり等、かなり苦労をされたようです。この「狙った位置にヨーヨーを投げる」というのは、僕たちのような日常的にヨーヨーを振っているプレイヤーにとってもなかなか難しいテクニックです。

 

試しに、50cmほど先にある台の上に置いた空き缶やペットボトルに「糸が伸びきる地点」でヨーヨーが当たるようにフォワードパスをしてみて下さい。

 

・・・姿勢を崩さずに当てられるまで、かなりの回数を要したのではないでしょうか。

 

これは「自分が思っているヨーヨーの位置」と「実際のヨーヨーの位置」に差があることが主な原因です。

 

練習を繰り返していくと、徐々に「自分が思っているヨーヨーの位置」と「実際のヨーヨーの位置」の差が埋まっていき、どんどん成功率が上がってくると思います。

 

このように、現在の形を修正するためには、何かしらの「目標」を用意することが大切です。

 

ただ、1Aプレイヤーの方なら、フォワードパスよりもブレイクアウェイをする機会のほうが圧倒的に多いと思いますし「ブレイクアウェイの形を修正する方法はないのか?」といったお問い合わせを定期的に頂きますので、今回は上述の原理を応用しブレイクアウェイの技術を向上させる方法についてお話ししたいと思います。

 

1:ブレイクアウェイの形を決める

 

まず、フリースタイルのビデオ等を参考に「自分が目指す、美しいと感じるブレイクアウェイの形」を決めて下さい。どのプレイヤーのものでも構いませんし、どんな形のブレイクアウェイでも構いません。

 

ただ、自信を持って「このプレイヤーのブレイクアウェイは美しい」と、言い切れるものを選んでください。

 

次に、ご自身の現在のブレイクアウェイの形をビデオに撮影し、確認してみて下さい。この「自身の現在のブレイクアウェイの形」と「目標とするプレイヤーのブレイクアウェイの形」の差を埋めていくことが今回の目的です。

 

2:ブレイクアウェイの形を観察する

 

「自身の現在のブレイクアウェイの形」と「目標とするプレイヤーのブレイクアウェイの形」を確認できたら、次は目標の形を詳しく観察してみましょう。

 

ヨーヨーの軌道だけではなく、腕の動かし方、脇の広げ加減、構えたときの形、投げたときの形、糸が伸びきったときのヨーヨーの地点と腕の形などにも注目し何度も繰り返しチェックして下さい。

 

3:練習環境を整える

 

上記の2つのステップで現況と目標をしっかり確認できたら、次は理想のブレイクアウェイを実現するための練習環境を整えましょう。

 

まず、理想としているブレイクアウェイを行った際に「糸が伸びきっている地点」に印を作りましょう。理想の形を繰り返しチェックし、どのあたりで糸が伸びきっていて、自分に置き換えた場合にどれくらいの地点で糸を伸びきらせるのが良いのかを決め、印を作って下さい。

 

この印の位置は後ほど修正することになるかと思いますので、そこまで深く考えず、だいたいこのあたり、といった感じで決めて下さって結構です。

 

印ですが、練習の際はそこをかすめるようにヨーヨーを動かしていくことになるので、ヨーヨーが当たっても問題がないクッションなどを印に使うとよいでしょう。

 

4:パターン別の対処例

 

上のステップで糸が伸びきる地点を決められたら、次はそれ以外の環境を整えていきます。ただ、現在の状態により方法が異なるので、パターン別に紹介してみました。あてはまるものを選び参考にして頂ければと思います。

 

パターン1:投げる際に腕が横に伸びすぎている場合

 

荒療治になりますが「これ以上ヨーヨーが横に伸びてはいけない」という地点に障害物を作りましょう。これも出来ればヨーヨーが当たっても問題ないクッションのようなものを使用するのが理想ですね。そして、その障害物にヨーヨーが当たらないように意識しながら練習して下さい。

 

最初はヨーヨーが障害物にガンガン当たってしまうかと思いますが、少しずつ調整していきましょう。

 

パターン2:脇が締まりすぎている場合

 

左手(利き腕の逆)で握りこぶしを作り、右手(利き腕)の脇に挟んで練習してみて下さい。投げにくいと思いますが、繰り返していくうちに自然と脇を広げた状態で投げられるようになるはずです。

 

パターン3:腕が横ではなく前に動いてしまう場合

 

これも荒療治になりますが、すぐ目の前に壁がある状態で練習してみて下さい。最初は怖いし窮屈だと思いますが、この状態での練習を繰り返すことで、まっすぐ腕を動かす癖をつけていきましょう。

 

以上が「よくあるパターン」に対する対処例となります。

 

5:さいごに

 

ここが非常に重要なのですが、数日おきに「現在の形」と「理想の形」の見比べを行って下さい。

 

いくら環境を整えたところで、冒頭でもお話しした通り「自分が思っているヨーヨーの位置」と「実際のヨーヨーの位置」には差が生まれます。

 

また、フォワードパスでペットボトルを落とす場合とは違い、ブレイクアウェイを修正する際は様々なポイントに気を配る必要があるため、正解との擦り合わせは頻繁に行う必要があります。

 

糸が伸びきる地点が異なっている場合は「伸びきる地点の印」を移動させ、腕が横に伸びすぎてしまっている場合は障害物の位置をより自分に近づけ、脇が締まりすぎている場合は脇にこぶしを挟んで行う練習をやり直し、腕が前方に動いてしまっている場合は更に壁に近づいて、再度練習を行ってみましょう。

 

ヨーヨーでもこういった「トライアンドエラー」は大切で、短期間で大きな結果を生むためには必須のテクニックです。

 

ブレイクアウェイはこれまでに幾度となく繰り返してきた動きだと思いますので修正するまでには長い期間を要すると思いますが、これからも幾度となく繰り返していく動きなので、この機会にしっかり修正して美しいフォームを目指していきましょう!

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。